ドタバタの採蜜シーズン

あっという間に7月も残すところあと1日。
ソバの花も満開を迎え、広大な蕎麦畑は白と緑のきれいな絨毯が広がっています。
今年の採蜜シーズンは天気と蜜源花のご機嫌に振り回され、あれやこれやとドタバタな日々を過ごしていました。
つい先日、夏の百花蜜の採蜜を終え残すはソバの採蜜のみとなりようやく一段落といったところです。
忙しさにかまけてサボりがちだったブログ更新も再開していきたいと思います。

今回は採蜜以外の蜂屋さんの仕事として蜜蝋作りをご紹介!
うちでは主に採蜜の際に切り落とした蜜蓋を材料に蜜蝋を作っています。
蜜蓋は巣内部の他の部分に比べ不純物が少ないので綺麗な蜜蝋が作れます。

採蜜のたびにいっぴいになる蜜蓋。蜜蓋用に自作した大型の蜜漉し器でハチミツを滴らせてから何回かに分けて蜜蓋を陽光式製蝋機にセット。
後は蓋をしてお日様パワーにお任せします!
火を使わず製蝋できるので他の作業で忙しい採蜜期には重宝します。

太陽光で熱せられ製蠟機の中はかなりの高温になるのでじわりじわりと蜜蓋が溶けていきます。
雲一つない良い天気の日であれば1~2時間ほどで完全に溶けきります。が、逆に曇りがちなお天気の日は全くと言っていいほど溶けません(笑)

日陰に移動して冷え固まったら蜜蝋をはがし他の容器に移して一段階目の製蝋作業は完了。貯まった蜜蓋が無くなるまでこの作業は繰り返します。
まだ細かな不純物が混ざっているので目の細かい漉し網を使って二段階目の製蠟をして蜜蝋の完成となりますが、今はひとまずここまでにして時間に余裕ができたらボチボチ進めていきたいと思います。

岩手のはちみつ屋 山本養蜂場

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