今年も奴らの季節がやってきた

オオスズメバチ

少しずつ気温も落ち着き、トンボが顔を出し始めた八幡平市。
トンボを見るようになると「奴ら」の動きも活発になります。

一目でミツバチとは異質とわかる黒と山吹色の巨体をヴォーンと重厚な羽音を響かせて飛び回るオオスズメバチ。
ミツバチを捕食するオオスズメバチは獲物となる巣箱をロックオンすると、仲間に場所を知らせるために巣箱にマーキングをして、
数匹の仲間で巣箱に襲いかかります。
数時間で巣箱を壊滅状態にするため、ミツバチにも我々養蜂家にとっても非常に厄介者なのです。
誘導トラップの仕掛け、人力での駆除とこの時期は蜂場の巡回が欠かせません。

もう一つ、粘着トラップ。
捕まった仲間に誘われ次々と罠にかかっていきます。
非常に効果的にスズメバチを捕まえてくれる優れもの。
ほんと、改めて見ると恐ろしい顔をしています……

そんな厄介者の影に怯えながらも、我が家のミツバチたちは訪花先から薄黄色の花粉団子を蓄えて、今日もせっせとお仕事をがんばってます。

だんだんと蜜や花粉の集められる花が減って来る秋の入口。
早くも冬に向けてラストスパートに入ります。

岩手のはちみつ屋 山本養蜂場

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