厄介者襲来

蜂場

ついこの間まで長引く残暑にうんざりしていたと思ったら、先週からぐっと気温が下がり、20℃前後の八幡平市。
トンボが姿を見せ始め、ようやく秋めいた光景が広がってきました。

気温が下がると同時に雨空の日も多くなり、本日も朝からザーザーと。
蜂場に出向くと、巣箱で雨宿りのミツバチに天敵襲来。

天敵の正体はキイロスズメバチ。
ミツバチを捕食しに8月~10月をピークに蜂場に飛来する厄介者。
最も凶暴なオオスズメバチになると数時間でミツバチ1箱を全滅させることも。
この時期、スズメバチからミツバチを守るのも私たちの大切な仕事です。

厄介者といえば、今年全国で問題になっている熊。
岩手でも頻繫に出没情報を耳にします。
蜂場付近でも目撃情報が出ており我々も警戒しておりますが……

1箱だけ巣箱の換気窓が開いており、近づいてみると、引き裂かれた換気窓の網の姿が……
熊が器用に換気窓を開け、爪で網をひっかき、巣箱内に手を入れようとした様子。
幸い、換気窓以外損傷もなく、ミツバチ、巣枠ともに無事で一安心。
害獣対策に電気柵を設置していますが、熊は体毛が硬い厚いで電気線に接触しても皮膚に到達しないこともあるみたいで、柵の中に侵入されることも。

熊にスズメバチに気の休まることのない我が家のミツバチ。
そんなミツバチを守るため、私たちと厄介者との闘いはまだまだ続きます。

岩手のはちみつ屋 山本養蜂場


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