トチの特徴
濃厚な風味とほんのり香る酸味が癖になる自然豊かな東北を代表するはちみつです。
淡い黄色の栃蜜は味、香りともに豊かで濃厚な風味が特徴です。
当養蜂場のトチはちみつは安比高原・八幡平連峰の緑豊かな大自然に咲く栃の花から、当養蜂場が採取したものです。
その品質の高さは岩手県蜂蜜品評会においても認められており金賞受賞に続き県知事賞(最高賞)も受賞したこだわりの一品です。
トチの蜜源樹
トチ蜂蜜の蜜源樹はムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹「トチノキ」です。
東日本、特に東北地方の山間部に自生しており、栃の木の花は大量の花蜜を分泌するため非常に優秀な蜜源植物です。
近縁種にパリ・シャンゼリゼ通りで有名なマロニエ(セイヨウトチノキ)や赤い花が特徴の北米原産アカバナトチノキや上記2種の雑種のベニバナトチノキがあります。
加工しやすく「栃杢」と呼ばれる美しい木目が入るため、工芸品の材料木として非常に高い人気があります。
トチノキは蜜源植物としても材木としても非常に優秀な樹木ですが、花を咲かせるまでに40~50年、蜜を出すまでには更に10年かかると言われ、成長に長い時間を要します。
日本国内においては昭和期の拡大造林政策により、低山帯がスギやカラマツ等の針葉樹の人工林に作り替えられ、人気の材木でもあったため乱伐が進み、元々日本全国に分布していたトチノキは大きく減少しました。
現在では東北や北海道など主に東日本の山間部に自生していますが、養蜂振興法における蜜源植物の保護基準が曖昧なため、国有林の伐採の際にトチノキも伐採されてしまう事案が度々あり、年々減少傾向にあります。
トチ蜂蜜の特徴
淡い黄色の栃蜜は濃厚な風味とほのかに香る酸味が特徴のはちみつです。
酸味と甘味のバランスが良く、リンゴやレモンなどのフルーツとの相性が良いので、レモンのはちみつ漬けなどのはちみつ漬けに用いるのもおすすめです。また、ナッツ類全般とも相性が良いので、ビンの半分程度召し上がった後はミックスナッツ等を入れ「ナッツのはちみつ漬け」にしても美味しくいただけます。チーズを使用したお菓子にも向いています。